取扱い説明書 Tsuchiya Works  FB-10U、FB-10

 この度はTsuchiya Works バッテリをお買い上げ頂きましてありがとうございます。
このバッテリはハイレートディスチャージリチウムポリマー充電池を採用しています。
取扱いに注意を要しますが、電動リールが要求する電流をストレス無く供給することが出来る優れたバッテリです。
従来は充電が難しい、充電システムのコストが高い、扱いによっては危険等のため、その用途が一部に限られていました。
しかし、簡単、低価格、安全な充電システムが確立できました。

快適な釣りのお助けになることを願っています。
尚、特に重要と思われる部分は黄色で表示しています。       


 充電方法
充電方法は極めて簡単です。別売りのFB充電セット(FB-Charger)を写真のようにつなげるだけです。
※※※充電器故障防止のためACプラグは最後に差し込んでください。
充電完了後はACプラグを抜いてから各配線を外してください。※※※

充電開始、数分で充電器およびACアダプタが暖かくなります。
暖かくならない場合は充電器に電源が入っていません。
すべての接続を再確認してください。







※※※充電時はその場を離れないようにしてください※※※

充電器、バッテリ本体に異常な発熱、臭い、バッテリ膨れ破損がある場合は速やかに電源を切ります。
そしてバッテリ本体を室外に出し30分ほど様子を伺ってください。
その後、特に異常が無くても弊社にご一報ください。

  充電完了の確認
充電されたかどうか確認する方法は二つあります。
@上の写真の状態からACアダプタを外す。(或いはコンセントを抜く) 確認は数分程度にしてください。
 すると充電器の表示がall、トータル電圧になります。約16.8V  
 更にb-1、b-2、b-3、b-4で各セルの電圧を表示します。 
   各セルの電圧が4.2Vが満充電です。

AFB-10では左側、FB-10Uでは中央のスイッチをオンにする。
   バッテリ本体のデジタル電圧計にトータル電圧が表示されます。
充電確認を終えたらバッテリ本体から全てのケーブルを外し、本体スイッチをオフにしてください。


微弱ですがセンサーおよび電圧計はバッテリ消耗の原因になります。
尚、満充電は釣行の数日前か前日に行ってください。

    使用方法 
電動リールの電源ケーブルをワニグチ端子に取り付けます。
スイッチをオンにすると本体のデジタル電圧計が表示されます。
満充電なら16.8Vかそれに近い電圧になっているはずです。
概算の残量と電圧の関係を図で示しました。
いわゆる定格電圧より低くなると急激に電圧降下します。




定格電圧14.8Vが極めて安全に使用できる限界と判断してください。
定格電圧を割っても暫く使えますが、14Vを限度としてください。

使用を停止したら電源ケーブルを外してください。電圧計スイッチはオフにしてください。

※※※ 重要 ※※※
本バッテリは過放電保護回路は内臓していません。
特に黄色から赤限界まで使用すると充電池の機能を著しく低下或いは喪失することがあります。


        
保管方法
通常は使用後に全てのケーブルを外して次回の釣行の数日前か前日に充電してください。
フル充電して長期保管することと定格電圧を割ったまま保管することは避けてください。

例えば使い終わった時の電圧が14Vだったとします。
この場合は帰宅後、15Vを超えるぐらいまで充電します。
充電時間は1時間前後です。充電は途中で止めても構いません。
リチウム充電池はほとんど自然放電しません。
リチウム充電池にはメモリー効果(継ぎ足し充電すると電池の実容量が減る現象)がありません。

 お手入れについて
使用後のバッテリ本体は塩分が付着している恐れがあります。
水を含ませ、堅く絞ったタオルなどで拭いてください。
端子部の内部の電極には常に電圧がかかっています。
ショートすると大変危険です。
汚れ、錆びがある場合は、綿棒などで掃除してください。