取扱い説明書 Tsuchiya Works 24ボルト用パワーブーストアダプタシステム 既にTsuchiya Works 製の12ボルト用バッテリをお使いいただいている方、新規にご購入予定の方の中で、24ボルト用のリールもご使用される方のためにパワーブーストアダプタを作りました。本体とアダプタの組み合わせに関しては柔軟に対応できます。この説明書をすべてご覧になられた上でご検討ください。 2016.7.16製品化、販売は準備中です
12V用バッテリは以下のモデルが対象になります。 FB-10R3、FB-10LIMITED、FB-116、FB-132、FB-132T、FB-132X、FB-144、FB-156、FB-160 パワーブーストアダプタについては10~15アンペアの数モデルを予定しています。 ※予定価格は¥20,000~ すべての組み合わせで使用可能ですが、本体、アダプタの計6セル中1セルでも下限設定電圧になると警告音が出ます。 過放電警告アダプタ(アラーム)の設定によっては警告音が出た時点で使用を停止します。 本体、アダプタの組合せ例でご説明します。電圧の表現は1セルあたりです。 本体:FB-10LIMITED アダプタ:11.6アンペア 本体は10アンペアです。通常は本体の電圧が早く下がるためアダプタに余裕があっても10アンペア分の性能になります。 本体:FB-132T アダプタ:11.6アンペア 本体は13.2アンペアです。アダプタの電圧が早く下がるため本体に余裕があっても11.6アンペア分の性能になります。 本体:FB-156 アダプタ:15.6アンペア 本体も15.6アンペアです。ほぼ均等に電圧が下がるため15.6アンペア分の性能になります。 バッテリユニットはアンペア以外に放電能力等の要素もあり一概にこれらの例の通りになる保証はありませんが、概ねとご理解ください。ただし過放電警告アダプタ(アラーム)を接続することにより、それらの違いを意識することなく性能の下限まで使用できることには間違いありません。 過放電警告アダプタ(アラーム)には、マニュアルでアラームが鳴る電圧を設定できます。 その設定値は2.7~3.8Vで0.1Vきざみです。 Tsuchiya Works バッテリは通常、本体の電圧値(4セルの合計)で使用できる推奨下限電圧を14.8Vとしています。 このときの残量は約30%です。 セルバランスが極めて良好であれば1セルの電圧値は14.8/4=3.7Vとなります。 ただし若干のバランス崩れを考慮して高めの3.7Vとしています。現実にはバランス崩れは頻繁に発生します。 それではアラームの設定値の適正はと申しますと、もう少し低めで構いません。 例えば3.5Vとします。バランスが極めて良好であれば3.5×4=14Vまで使用可能となります。 このように1セル単位の監視ができれば更に低くすることも可能ですが、限界まで使用することはお薦めできません。 実際の使用時には下限に近づくと負荷が大きいときに断続的に警告音が出ることが考えられます。 負荷が無くなると警告音が消えるときは、その設定電圧まで下がったり、設定電圧を上回ったりしています。 設定値を低めにしている場合はそろそろ使用停止の合図です。 電圧と残量の関係をご覧ください。 過放電警告アダプタ(アラーム)の設定電圧値は1cellに相当します。 上部のバッテリ(パワーブーストアダプタ)は2cell分、電圧表示は6cell分のトータル電圧が表示されます。 下部のバッテリは4cell分になります。 過放電警告アダプタ(アラーム)の設定を適正にすれば、実際に表示される電圧値は動作確認程度とお考えいただいて結構です。 ミヤマエ コマンドXシリーズ、Zシリーズ(DC-24V専用タイプ)の使用可能電圧範囲は DC-21.0〜26.0V です。 Tsuchiya Works の24V仕様は表から DC-22.2〜25.2V です。 完全に適合いたします。尚、他メーカーの24V仕様のリールについても同様です。 鉛バッテリと同じようにリチウム4セル2台を直列接続した場合は計8セルになり DC-29.6〜33.6V になります。 動作したとしても大変危険です。高価なリールが破損する恐れもあります。 バッテリ、電動リール共に非常に高価なものです。無理せずにお使いください。 |
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